渓流釣りの始め方

最初の1回でつまずきやすいのは、遊漁券を買い忘れる・期間外に行ってしまう・禁漁区と知らずに入る・増水に気づかない—— この4つの確認漏れです。前の3つは違反、増水は命に関わります。 道具選びも大事なので装備と服装で 別に解説し、このページは出発までの確認手順に絞ります。

出発までの5ステップ

  1. 1川と漁協を決める449組合から
  2. 2解禁期間を確かめる最多は3/1解禁
  3. 3遊漁券を買う日券 中央値¥1,500
  4. 4禁漁区とC&R区間を見る券とは別のルール
  5. 5水位と熊を見て出発当日の判断・増水なら見送る

いつ行けるか

最も多い3/1解禁・9月末終漁の川の場合。塗ってある期間だけ釣りができます。

123456789101112
塗りのある期間=釣りをしてよい期間(黒の縦線が今日)

解禁日は漁協ごとに違います(3/1270組合)。解禁カレンダー

いくらかかるか(渓流の日券)

掲載中374組合の前売り日券。中央値は¥1,500です。

  • 〜1,000円141組合
  • 1,001〜1,50083組合
  • 1,501〜2,00082組合
  • 2,001〜2,50026組合
  • 2,501〜3,00030組合
  • 3,001円〜12組合

現場売りは割増(中央値¥775)。年券は¥5,000が中央値です。

① 行く川と、その川を管轄する漁協を決める

渓流は川ごと・区間ごとに管轄する漁協が違います。同じ川でも上流と下流で別の漁協ということがあり、 必要な券も変わります。まず入る場所を決め、その場所の漁協を確認してください。Nyukeiでは都道府県から漁協と河川をたどれます

② 解禁期間の中かどうかを確認する

最も多いのは3/1解禁270組合)で、多くが9月末に終漁します。 終漁後は産卵期を守るための禁漁期間で、この間に釣ると違反です。 解禁日は漁協ごとに違い、年度でも変わります。解禁カレンダーで日付順に確認できます。

③ 遊漁券を、出発する前に買う

渓流の日券は中央値¥1,500、年券は¥5,000です。 掲載中449組合のうち256組合がオンライン販売に対応しています。 ただし渓流は圏外が当たり前で、現地に着いてから買おうとしても電波が無くて買えないことがよくあります。 現場売りは割増(中央値¥775)になるうえ、監視員に会えるとも限りません。遊漁券の買い方に3通りをまとめています。

④ 禁漁区とキャッチ&リリース区間を確認する

券を持っていても入ってはいけない区間があります。全面禁漁区のほか、 キャッチ&リリース専用・ルアーフライ限定・全長制限などの区間規制が設けられている川があります。 知らずに入ると違反になるため、漁協ページの区間規制を必ず見てください。 C&Rの意味とルールはキャッチ&リリース区間とは
上流下流禁漁区(保護水面など・入れない)堰堤C&R区間(釣ってよいが持ち帰れない)通常区間(遊漁券で釣れる)
模式図です。区間の境界は堰堤・橋・合流点で定められることが多く、現地の標識と漁協の案内が最終判断です。

⑤ 水位と熊の情報を見てから出発する

渓流で最も危険なのは増水です。上流で降った雨は時間差で下ってくるので、 現地が晴れていても水位が上がることがあります。川が濁り増えてきたら、釣りを続けず即座に退渓してください。も同様に軽視できません。単独入渓を避け、熊鈴を携帯してください (渓流釣りの熊対策)。Nyukeiでは国土交通省の観測所の実測水位と、自治体が公表する熊の出没情報を川ごとに表示しています。
上流で雨現地は晴れ増水が時間差で下ってくる
届くまでの時間は流域の大きさと降り方で変わり、一律に言えません。川が濁り始めた・水位が上がり始めた時点で退渓してください。

道具は何から揃えるか

そろえる順番は「無いと釣りができない → 安全 → 快適」です。 渓流の危険は滑る・流される・冷える・熊の4つなので、安全に効く装備から先に。

帽子偏光サングラスライフジャケット(固定浮力式)ポケットに遊漁券・ライト・行動食竿(釣法は区間の規制に合わせる)熊鈴(音で気づかせる)チェストハイウェーダー(春は水温が一桁)フェルト底(苔の石で滑りにくい)
模式図です。装備の位置と役割を示すもので、特定の製品を描いていません。

10項目の一覧・選ぶときに見るところ・C&R区間用の道具は 装備と服装の一覧

最初の川を選ぶ目安

  • オンラインで券が買える川を選ぶ。当日の失敗が一番減ります(256組合が対応)
  • 区間規制が掲載されている川を選ぶ。入ってよい場所が事前に分かります
  • 水位観測所がある川を選ぶ。増水しているかを出発前に判断できます
  • 解禁直後は雪代と低水温で条件が厳しい川があります。4〜6月が入りやすい時期です
よくある質問(6件)開く
渓流釣りを始めるのに最初に必要なものは何ですか?
まず遊漁券です。漁業権が設定された川では、券を持たずに釣ると漁業法・漁業調整規則の違反になります(道具の選び方は装備と服装のページで解説しています)。渓流の日券は中央値¥1,500、年券は¥5,000です。掲載中449組合のうち256組合はオンラインで購入できます。
渓流釣りはいつからいつまでできますか?
多くの漁協が3/1に解禁し、9月末で終漁します(3/1解禁は270組合で最多)。終漁後は産卵期を守るための禁漁期間で、この間の採捕は違反になります。解禁日は漁協ごとに違い、年度でも変わります。
初めての川はどうやって選べばいいですか?
オンラインで遊漁券を買える川から選ぶと、当日の失敗が減ります。そのうえで、区間規制(キャッチ&リリース区間・禁漁区)が掲載されている川なら、入ってよい場所を事前に把握できます。Nyukeiでは都道府県から漁協・河川をたどれるようにしています。
渓流釣りに最低限必要な装備は何ですか?
遊漁券と竿・仕掛けのほかに、安全のためのものが要ります。渓流の石は苔で滑るのでフェルト底かスパイクの付いた靴、春先は水温が一桁なのでウェーダー、増水や転倒に備えたライフジャケット(渓流では義務ではありませんが推奨)、熊鈴、レインウェア、日没に備えたヘッドライトです。渓流は圏外が多いので、地図と遊漁券は出発前に用意します。
渓流釣りは危険ですか?
増水と熊が主な危険です。上流で降った雨は時間差で下ってくるため、現地が晴れていても水位が上がることがあります。Nyukeiでは国土交通省の観測所の実測水位と、自治体が公表する熊の出没情報を川ごとに表示しています。単独入渓を避け、熊鈴を携帯し、川が濁り増水してきたら即座に退渓してください。
釣れる魚は何ですか?
ヤマメ・アマゴ・イワナが主な対象です。ヤマメとアマゴは分布が分かれており、掲載中ではヤマメのみが対象の県が20、アマゴのみが11、両方が11あります。見分けは朱点の有無です。

行く川の漁協・遊漁券・水位・熊を1つの地図で

入渓ポイントの位置は、配慮のためこのページに載せていません。

ウェブ版は登録不要。アプリは圏外でも使えます。

関連: 遊漁券の買い方·ヤマメ・アマゴ・イワナの見分け方·水位の読み方

数値はNyukeiが掲載する449組合の集計です。